音楽の「ドレミ」の名前の由来
おはようございます。
誰もが一度は口にしたことのある「ドレミファソラシド」。この音階の名前がどのようにして生まれたかご存じですか?今日は、その由来について3つのポイントでお話しします。
1. グレゴリオ聖歌が起源
「ドレミ」は、11世紀にイタリアの修道士グイード・ダレッツォが考案しました。彼は、グレゴリオ聖歌の歌詞の各フレーズの最初の音を音階名にしたのです。たとえば、「Ut queant laxis」という歌詞の「Ut」が「ド」の由来です。
2. 覚えやすさを重視
「ドレミ」は音楽教育のために作られました。当時の学習者が音程を覚えやすくするため、歌詞を使って音階を教える方法が広まったのです。そのおかげで、音楽の基礎が誰でも習得しやすくなりました。
3. 「Ut」から「Do」への変更
もともと「ド」は「Ut」でしたが、発音しやすい「Do」に変更されました。「Do」はラテン語で「主」を意味し、音楽の中心であることを象徴しています。この変更が、現在の「ドレミファソラシド」に繋がっています。
「ドレミ」の名前は、グレゴリオ聖歌と教育の工夫から生まれました。音楽の歴史の中で覚えやすさや実用性を追求した結果、今日でも親しまれる音階名になったのです。
「何気なく使う言葉にも、深い歴史が隠れています。」
以上です。ありがとうございました。